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観劇旅行の思い出まとめ◎

フランス旅行記~ミュージカルの聖地巡礼①~

観劇と旅行が趣味のすずきと申します☺︎

突然ですが今年の8月に初めてのフランス旅行へ行ってきました。計画の段階で折角ならミュージカル、さらに言うとフランス革命作品の舞台となった場所も巡ろうと思い、言わば聖地巡礼をしてきました!

旅行後に見返して思い出に浸る為に初めてブログを書いてみたので、同じ趣味の方はゆるっとご覧下さい☺︎

 

初めに

私は東宝ホリプロ・梅芸のミュージカルを中心に、四季と時々宝塚を観劇しています。今回のブログに出てくる作品は下記の通りです↓

フランス革命作品

その他パリが関連する作品

※このブログによく出てくる作品を赤文字にしています

今回他にも予定があったので、パリの市内観光が出来るのは2日間という超ハードスケジュール…。さらに一緒に行くのはミュージカルを観た事がない友人なので、いかに友人に迷惑をかけず回りたい箇所に立ち寄れるかがポイントになります笑

ただ調べて行くと私の回りたい観光地はベルサイユ宮殿を除いてどこも近場な事が発覚し、フランス革命がこんな狭い所で行われていた事実にびっくり!

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ちなみにMAの首飾り事件の後フェルセンが向かったヴァランシエンヌ(の駐屯地)はヴェルサイユ宮殿から車or電車で3時間…。馬車ならもっと時間かかるはずだからやっばり遠い…。あとマタとアルマンが立ち寄ったリヨン駅はパリ北駅からTGVで2時間…。大佐可愛そう…。

そしてさらにびっくりしたのは、6月頃に私の贔屓、田代万里生さんもパリに行ってた事が発覚しました!しかも万里生さんが回った場所と、私が行く予定の場所がほぼ同じ笑 丁寧でわかりやすい解説が評判(?)の万里生さんのブログで沢山予習出来ました☺︎ より詳しくパリの観光地に関して知りたい方は2023年6月から9月頃の万里生さんのブログをご覧下さい笑↓

では観光した順番に纏めていきます。またド素人が趣味でネットや本等で調べた情報の為、誤ってる点がありましたら優しく教えてください!

 

ヴェルサイユ宮殿

私の1番大好きなミュージカルはマリーアントワネット(通称MA)なので、今回1番楽しみにしていたのは断トツでヴェルサイユ宮殿でした。

特に作中に出てくるプチトリアノン宮殿にはど〜〜〜しても行きたかったので、ここだけは友達に頼み込んで私が2人分のチケット代金を払って見に行きました笑

と言うのも後からお話しますが、このプチトリアノン宮殿はメインのヴェルサイユ宮殿から非常に離れている為、通常の観光客の方はあまり足を運ばないそうです。

 

まずはメインのヴェルサイユ宮殿から見に行きました。最初に出てくるのはよく見る豪華な門。f:id:abc1876:20230915194613j:image

ついに憧れのヴェルサイユ宮殿に来たんだ!とテンションが上がります◎ そもそもヴェルサイユ宮殿とはマリー達王族がフランス革命が始まるまで暮らしていた宮殿になります。ガイドさんによるとこの宮殿が利用されていたのは100年程と非常に短いそうです。

この門の横にある入口から中へと入っていきます。中に入ると見どころが沢山あるので、特に気に入った所をいくつか紹介します。

入ってすぐの場所にあるのがマリーとルイが婚礼の儀式を行った場所です。

f:id:abc1876:20230915194710j:image中に入る事は出来ませんが、外から覗く事が出来て、沢山の人が写真を撮っていました。私自身ガイドさんに教えてもらうまではここでマリー達が挙式をした事を知らなかったので、急にテンションが上がって写真を撮りまくりました!ガイドさんは偉大だ…。頭の中では雰囲気が似ているというだけで、ここには全く関係ない城田トートの“不幸の始まり”が流れていました笑

豪華な部屋(マリーの寝室とか)を色々進んでいき、割と後半に出てくるのが鏡の間です。f:id:abc1876:20230915194839j:image

鏡の間はミュージカルでもよく出てきますが、何故か頭の中には「王妃様貴族たちが亡命の準備始めてる あなたも早く逃げた方がいい〜」とポリニャックの歌声が流れていました笑 確実にこの場所にマリー達はいたんだ、と強く感じた場所です。とにかく豪華絢爛で、その当時の王族や貴族の裕福な生活を見せつけられているようでした。

その後に出てくるのがこの階段です。f:id:abc1876:20230915194925j:image皆素通りしている普通の階段ですが、ガイドさんが「この階段から革命家達が登ってきて部屋の中に入ってきました」とサラッと言ってのけたので、私は大パニックです。え、え、ここから登ってきたの?!ロベスピエール達はここ登ってルイとマリーに会いに行ったって事?!すごい重要なフランス革命ポイント(?)じゃん〜〜!ととにかく大興奮!ルイはここで市民に銃を向ける事はできないと言って、マリー達はパリ(チュイルリー宮殿)に連行されていきます。それがまさにここで起こったと思うと、もう…。ちなみにこの階段の写真を撮っているのは周りで私だけでした笑 階段は館内の1番最後で、この階段を降りてお土産屋さんが出てきて、外に出ます。滞在時間はおよそ2時間程で、ヴェルサイユ宮殿だけ見る人はこの後お土産を買って終了なります。

 

ここから歩いて離宮に向かいます。私が行きたいのは①プチトリアノン宮殿②王妃の村里③愛の殿堂の3つで、この3つは同じ敷地内にあります。ネットの記事や万里生さんのブログを見ると歩いて30分ぐらいとありましたが、私は迷いに迷ったので本殿から1時間ぐらいかかりました…。縮尺がないので伝わりにくいですが、とにかく遠いです笑f:id:abc1876:20230928115517j:image途中こんな感じの牧場?みたいな所も通ります↓f:id:abc1876:20230902093356j:image案内の看板も建っていなければ、言語の壁が高くて色んな人に聞いても全然何言ってるか分からない!笑 そして最終的にヴェルサイユ宮殿の敷地を出て一般道を歩いていくことになるとは…。係の人から「敷地の外から回っていけ」と言われたので歩いていましたが、一度外に出たらもう中に入れないのでは?とかなり不安になりながら、歩いて…f:id:abc1876:20230928001535j:image歩いて…f:id:abc1876:20230928001615j:image歩いて…f:id:abc1876:20230928001629j:imageやっっっとの思いで到着しました笑 正直心が折れかけました…。多分迷わなければここまで歩かなくて良かったとは思いますが、もう少し迷っていたら諦めていたかもしれません笑

チケットを出して最初に通されるのがプチトリアノン宮殿です。そう!ポリニャックが「お仲間は皆プチトリアノンでお待ち申し上げております」と言っている、あのプチトリアノン宮殿です◎ ルイがマリーに贈った同じ敷地内にある小さな宮殿で、マリーは豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を嫌い、このプチトリアノン宮殿で子供や親しい友人と過ごしたと言われています。知識としては知っていましたが本殿と比べ物にならないぐらい本当にコンパクトな宮殿でした。でも豪華過ぎず、センスのいい家具や落ち着いた雰囲気がとても気に入りました◎ メインのお部屋は2階にあったので、まずは階段を登ります。f:id:abc1876:20230903005854j:image万里生さんも仰っていましたが、この階段をマリーやフェルセンも確実に歩いたと思うと考え深いですよね。

この階段を登ると出てくるのがf:id:abc1876:20230903010639j:image

一番有名なマリーアントワネットの肖像画です!これが見たくてプチトリアノンに来たと言っても過言ではありません!今回の旅で美術館にも行きましたが、私が感動したのは断トツでこの肖像画でした。お部屋の雰囲気とも合っていて本当に素敵…。お土産でポストカードも買いました◎ 

 

それ以外にはマリーがお友達を呼んでいたであろう客間や寝室などがありました。

寝室の窓からはなんと!マリーとフェルセンが密会していたという愛の殿堂が見えました。f:id:abc1876:20230915195110j:imageマリーもこの窓から愛の殿堂を見てフェルセンの事を考えたりしたかな?など勝手に妄想して勝手にニコニコしてしまいました笑 

次に向かったのは王妃の村里です。ここはめちゃくちゃ可愛いドレスを着こなしたMAのマリーの「あそこの農場には本物の動物たちがいるの。ねぇアヒルが見える?その向こうには酪農場と鳩小屋があるのよ。農場では卵やチーズが作れるけれど、小作人達は役者なの。気に入ったかしらアクセル?」というセリフにもあるようにマリーが作らせた偽物の農村です。 

私は1番好きなミュージカル曲がMAの中でフェルセンがマリーに向けて歌う『遠い稲妻』なので、遠い稲妻が歌われたこの場所には絶対に行きたかったです!プチトリアノンから歩いて5分程度。小川が流れる森のような場所を通ると…

うわぁあああ!!!ここ知ってる〜〜〜〜〜〜〜!!!劇場やDVDや写真でよく見た場所だ〜〜〜〜〜〜!!!大人になるんだッッッ!!!!マリーーーーーー!!!!

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少し前までいたヴェルサイユ宮殿と同じ敷地内に建っているとは思えない自然溢れる風景にただただ感動しました。本当に何から何まで絵のように美しく、マリーや子供達、ランバル夫人の「上げて下げてパンパンパンッ♪」という声が聞こえてきそう!実際この後ろに小さな丘のような草原がありましたが、海外の方がピクニックをしていました!ここには池の周りに数件の家やマリーが作らせた小さな劇場(今回は入れなかった…)などがあります。池には小さな手漕ぎボートが浮かんでいて、マリー達も同じ様なボートに乗って遊んだのかな?と思わずにはいられません!

ちなみにプチトリアノン宮殿の中に王妃の村里の絵が飾ってありましたが、こちらも非常に素敵でした☺︎f:id:abc1876:20230928115520j:image

実際にお庭に入ることも出来ますが、凄く丁寧にお花や農作物の手入れがされています。もうひたすら感動が止まりません!ヴェルサイユ宮殿に比べて圧倒的に人も少ない為とても静かで、森が近いからか鳥の声がよく聞こえます。実際プチトリアノン宮殿からここに来るまでの間に、手のひらより大きいサイズのリスに2匹会いました☺︎f:id:abc1876:20230915200616j:imageこの辺りからちょっと雲行きが怪しくなってきたので、急ぎめで次へ向かいます。万里生フェルセンの「そう嵐が〜あ"ぁ"らしが来る〜」という歌声を思い出して、天気にすらニヤニヤしてしまいます笑

最後は愛の殿堂です。f:id:abc1876:20230915200741j:imageここでマリーとフェルセンが密会していたと言われています。両側に橋があり、そこを渡って行きます。橋にも綺麗にお花が飾ってありました。ここでマリーとフェルセンが会っていたのか…と感動すると同時にそりゃこんな遠い所まで関係ない王宮の人達は来ないわ、と疲れた頭で考えていました笑 プチトリアノン・王妃の村里・愛の殿堂は近い所に立ち並んでいて、それぞれが5-10分程度で行き来できます。私は天気&閉園時間が迫っていた関係で1時間ちょっとで全て回り終えました。

帰りはバス(?)でヴェルサイユ宮殿まで帰ります。

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行きもバスに乗りたかったのですが、乗り場が全く分からず諦めました笑 最終的に全て周り終えるまでの滞在時間は約5時間でした。私は午後から閉館近くまでいましたが、午前中から行けばゆっくりランチやお茶をしたり、今回行けなかったお庭を見れると思うので、次行く時は朝から1日観光したいと思います。

ちなみに私は行きはガイドさんと一緒にパリ市内からバスで向かい、メインのヴェルサイユ宮殿はガイドさんと観光、その後解散してプチトリアノンには自身で向かい、帰りは国鉄とメトロを利用して帰りました。ベルサイユ宮殿は郊外にある為、市内から電車で1時間位で到着します。個人的にはバスの方が寝ながら移動できて楽でしたが、別に電車もさほど難しくはなかったので、どちらでもアクセスは可能だと思います。

あとは日本語ガイドさんやイヤホンガイドは絶対にあった方がいいと思います。多少知識のある私も、全く知らない友人もガイドさんがいることによってとても楽しめました☺︎

ずっと夢見てきたヴェルサイユ宮殿は思っていた以上に本当に素敵な場所でした!強いて言うならとにかく人が沢山で人混みが苦手な私はだいぶ人酔いしました笑 ただ、ミュージカルが好きな方は絶対に楽しめると思いますし、可能なら時間に余裕を持って早い時間から入場する事をおすすめします。あとは2023年8月時点では予約の入場が優先になっており、予約無しの場合は非常に待つか最悪のケース入れない事もあるようですので、予約は必須だと思います!

 

ヴェルサイユ宮殿に関しては以上になります◎

思っていたよりもかなり長くなったので、パリ市内観光は次のブログに記載します☺︎